「アクセス解析は難しそう」「数字を見るのが苦手で、正直よく分からない」
GA4(Googleアナリティクス4)について、こうした声を中小企業の経営者からよく聞きます。しかし、WEBマーケティングで成果を出すために、複雑な分析や専門知識は必ずしも必要ではありません。見るべき数字を絞り、意味を正しく捉えることができれば十分です。
まず知っておきたいのは、数字は“評価”ではなく“改善のヒント”だということです。アクセス数が少ない、多いといった結果だけを見て一喜一憂する必要はありません。重要なのは、「なぜそうなっているのか」「次に何を変えるべきか」を考える材料として数字を使うことです。
中小企業がGA4で最低限見るべき指標は、大きく3つに絞れます。
1つ目は、「どのページが見られているか」です。よく見られているページは、ユーザーの関心が高いテーマです。逆に、力を入れているのに見られていないページがあれば、内容や導線を見直す必要があります。
2つ目は、「どこで離脱しているか」です。特定のページで多くの人が離れている場合、情報が分かりにくい、次の行動が示されていないなどの課題が考えられます。離脱は失敗ではなく、改善ポイントが見つかる重要なサインです。
3つ目は、「問い合わせ前にどのページを見ているか」です。実際に成果につながっているページを把握することで、強化すべきコンテンツが明確になります。これは、今後の記事作成やページ改善の優先順位を決めるうえで非常に役立ちます。
数字を見る目的は、完璧な分析をすることではありません。仮説を立て、小さく改善し、また数字で確認する。この繰り返しが、成果につながるWEB運用の基本です。
数字が苦手だからと避けてしまうのではなく、「最低限だけ押さえる」。それだけで、ホームページは確実に“育つ資産”へと変わっていきます。
次回は、
「WEBは“営業マン”を何人増やすのか?」
―― 人手不足時代の営業・集客の考え方 ―
について解説します。
WEBマーケティング研究会
代表 中小企業診断士 小泉悟志