「ホームページを作ったのに問い合わせが増えない」「SNSや広告を始めたが成果が見えない」。こうした悩みは、多くの中小企業に共通しています。しかし、その原因は技術やツール以前に、考え方そのものにあるケースが少なくありません。中小企業診断士として現場を見てきた中で、私は“うまくいかない会社に共通する勘違い”がいくつかあると感じています。
まず一つ目は、「アクセス数が増えれば売上も増える」という勘違いです。アクセスが多くても、見込み客でなければ問い合わせにはつながりません。重要なのは量ではなく質です。誰に見てもらいたいのかを定めないまま集客しても、成果は出にくくなります。
二つ目は、「デザインを変えれば反応が良くなる」という考え方です。見た目が整うことは大切ですが、それだけで問い合わせが増えることは稀です。伝える内容や導線が整理されていなければ、いくら見栄えが良くても成果には結びつきません。
三つ目は、「SNSを始めれば若い人が来る」という思い込みです。SNSは魔法の道具ではなく、目的を持って使わなければ効果は限定的です。自社の顧客層と合っていない媒体を選んでしまうケースも少なくありません。
四つ目は、「短期間で結果が出るはず」という期待です。WEB施策は積み上げ型であり、一定の時間が必要です。数か月で成果が出ないからとやめてしまうと、投資が無駄になってしまいます。
五つ目は、「すべて自分たちでやろうとする」ことです。専門家の視点を取り入れずに進めることで、遠回りになるケースも多く見られます。
WEB集客は魔法ではありませんが、正しい考え方で続ければ、確実に力を発揮します。
次回は、「問い合わせが増える会社のサイト構成」について、具体的に解説していきます。
WEBマーケティング研究会
代表 中小企業診断士 小泉悟志