はじめに
SEO(検索エンジン最適化)は「検索で見つけてもらう」ための基本施策です。
しかし、中小企業の現場では「どのキーワードを狙えばいいのか分からない」という壁が必ず出てきます。
そこで今回は、診断士がクライアントにすぐ提案できる **“キーワード選定の手順”** をご紹介します。
1.なぜキーワード選定が重要か
* 間違ったキーワードを狙うと、アクセスは増えても問い合わせゼロ。
* 正しいキーワードを選ぶと、少ないアクセスでも成約につながる。
👉 SEOは「検索数の多さ」より「意図に合ったキーワード」を見極めることが勝負です。
2.診断士が現場ですぐできる“キーワード選定3ステップ”
STEP1:想定顧客の検索行動をヒアリング
クライアントにこう聞きます:
* 「お客様はどんなときに検索しますか?」
* 「どんな言葉で探すと思いますか?」
* 「問い合わせ前に一番よく聞かれる質問は?」
→ この質問だけで“顧客の言葉”リストが出てきます。
STEP2:Google検索サジェストを使う
例えば「家族葬 東京」と入れると…
* 家族葬 東京 費用
* 家族葬 東京 安い
* 家族葬 東京 流れ
といった関連キーワードが自動で表示されます。
👉 無料・即時に“生きたニーズ”が分かります。
STEP3:検索意図で分類する(3カテゴリー)
- 情報収集型(知りたい)
例:「家族葬とは」「葬儀 流れ」「補助金 ホームページ制作」
- 比較検討型(選びたい)
例:「家族葬 費用 相場」「葬儀社 選び方」「パンフ制作 料金」
- 今すぐ型(申し込みたい)
例:「家族葬 東京 予約」「葬儀社 墨田区 電話」
👉 診断士が提案するなら、まず②比較検討型に注力*
問い合わせにつながる確率が高く、記事1本から成果が出やすい。
3.実際に提案するときのフォーマット
提案例(葬儀社の場合)
・「家族葬 費用 相場 東京」
→ 費用の比較表+注意点の記事を作成
・「直葬 流れ 墨田区」
→ 流れを図解+実際の事例を掲載
・「葬儀社 選び方 チェックリスト」
→ “選び方10項目”をまとめた記事
提案例(製造業の場合)
・「金属加工 事例 ○○市」
→ 技術実績ページ化
・「部品 製造 コストダウン 方法」
→ 技術ノウハウを記事化
・「試作 相談 無料 ○○市」
→ 無料相談CTAを置いたLP
👉 キーワードを「記事タイトル」に入れ、記事内で自然に繰り返すだけでOKです。
4.チェックリスト:診断士が顧客に渡せるシート
[ ] 見込み客がよく聞く質問を3つ挙げる
[ ] Google検索サジェストで関連語を調べる
[ ] 情報収集/比較検討/今すぐ のどれに当たるか分類
[ ] 比較検討型キーワードから記事テーマを3本決める
[ ] 記事タイトルにキーワードを必ず含める
5.成功事例(葬祭業からの学び)
ある葬儀社で「家族葬 費用 相場 東京」の記事を作成。
・料金比較表+費用に含まれない項目を丁寧に説明
・実際の事例とお客様の声を掲載
→ 月間100PV未満でも、**毎月2件の問い合わせ**につながりました。
👉 ポイントは「検索意図に100%答える」こと。
アクセス数よりも“濃い見込み客”を集められます。
まとめ
* SEOは「検索される数」ではなく「検索意図への適合」で勝負する
* 3ステップ(ヒアリング → サジェスト確認 → 意図分類)で誰でも提案可能
* 診断士が支援するなら「比較検討型キーワード」から始めるのが最短ルート
あなたのクライアントは、どんな検索キーワードで見つけられたいでしょうか?
ぜひ一度、顧客の質問をリスト化し、Google検索で確かめてみてください。
次回予告
第5回「Googleビジネスプロフィール(MEO対策)」
地域密着型ビジネスがすぐに取り組める、地図検索で上位表示されるための方法を解説します。
執筆:中小企業診断士/WEBコンサルタント 小泉悟志
* 東京都中小企業診断士協会「WEBマーケティング研究会」代表
* エリアマーケティング研究会「終活ビジネス部会」リーダー
* 葬祭業界専門コンサルタント(セミナー・執筆多数)
* 株式会社エンディング総研 代表取締役
* 株式会社東京WEB集客パートナーズ 代表取締役