今や多くの消費者は「Google検索」よりも「Googleマップ」でお店や会社を探しています。「地域名+業種」で検索すると、検索結果の最上部に表示されるのが Googleビジネスプロフィール(GBP)。
ここで上位表示されるかどうかが、地域ビジネスの集客を大きく左右します。
この対策は MEO(Map Engine Optimization:地図検索最適化)と呼ばれます。
今回は、診断士がクライアントに提案できるMEOの実践ポイントを整理しました。
1.なぜMEOが重要なのか
・検索の50%以上が「地域+業種」(例:「墨田区 家族葬」「池袋 税理士」)
・地図の上位3枠(ローカルパック)は、クリック率が圧倒的に高い
・無料で登録・更新できるため、中小企業でもすぐに成果が出やすい
👉 SEOよりも先に効果が出やすい領域として、MEOは中小企業支援の“即効薬”です。
2.上位表示の3大要素
GoogleがMEOを評価する要素は次の3つです:
・関連性(Relevance)
検索キーワードに対してプロフィール情報がどれだけ適合しているか
例:業種カテゴリ・説明文・サービス内容
・距離(Distance)
ユーザーの位置情報からの近さ
例:検索した人の現在地に近いほど優遇される
・知名度(Prominence)
お店や会社の認知度・信頼度
例:口コミ数・評価・外部メディア掲載・HPリンク
👉 診断士が支援で介入できるのは ①関連性 と ③知名度。ここを重点的に改善します。
3.実装ステップ(診断士がすぐ提案できる流れ)
STEP1:基本情報を100%埋める
・正確な会社名(キーワードを入れすぎない)
・住所・電話番号・営業時間を統一(HPや他媒体と不一致NG)
・業種カテゴリをメイン+サブで正しく設定
・商品・サービス欄に具体的な提供内容を記載
STEP2:写真と投稿を充実させる
・外観・内観・スタッフ・商品・サービス写真を各5枚以上
・360度写真や動画があればさらに強い
・「最新情報」や「イベント告知」を月1回以上投稿
STEP3:口コミ対策を仕組み化する
・サービス利用後に口コミ依頼(QRコード・メール)
・投稿があったら必ず返信(ポジティブ/ネガティブ両方)
・★評価の平均よりも「数」が重要(10件→30件→50件へ)
4.クライアントに渡せる“即チェックリスト”
[ ] 基本情報(住所・電話・営業時間)が正しく統一されている
[ ] 業種カテゴリが最適化されている
[ ] 写真が20枚以上アップロードされている
[ ] 直近1か月以内に「最新情報」投稿をしている
[ ] 口コミが10件以上あり、すべてに返信している
[ ] HPやSNSへのリンクがプロフィールに設定されている
👉 この6点を満たすだけで、ほとんどの中小企業は検索上位3枠に入る可能性大です。
5.成功事例
ある地域の葬儀社では:
・業種カテゴリを「葬儀社」に変更し、サービス内容を細かく追加
・写真を30枚アップロード
・施行後のお客様にQRコードで口コミ依頼 → 2か月で口コミ数が3件→25件に増加
結果、「地域名+家族葬」で検索したときに3位以内を獲得。
広告費ゼロで、月間問い合わせが2倍になりました。
まとめ
・MEOはSEOより早く成果が出やすい“地域ビジネスの武器”
・上位表示のカギは 関連性・距離・知名度
・基本情報+写真+口コミ、この3つを徹底することが最優先
あなたの支援先は、Googleマップ検索で「地域+業種」で何位に出ているかご存じですか?
一度スマホで調べ、チェックリスト6点を照合してみてください。
次回予告
第6回「SNSの使い分けと活用法」
Facebook/Instagram/X/LINE公式アカウント…それぞれの特徴と、中小企業が選ぶべきSNS戦略を解説します。
執筆:中小企業診断士/WEBコンサルタント 小泉悟志
・東京都中小企業診断士協会「WEBマーケティング研究会」代表
・エリアマーケティング研究会「終活ビジネス部会」リーダー
・葬祭業界専門コンサルタント(セミナー・執筆多数)
・株式会社エンディング総研 代表取締役
・株式会社東京WEB集客パートナーズ 代表取締役