DRM研究会の濱田です、

現在は、新型コロナウイルスが
大きなリスクとして顕在化しています。

このような世界的なリスクでないにしても、

事業者の皆様は、
事業を営む中で
様々なリスクに対応する必要があります。

私のような個人事業主の場合でも、

商品やサービスが売れるのか?
売れなかったらどうするのか?
体を壊したらどうするのか?
良い従業員を雇えるのか?

などなど、
考えること数多くあります。

基本的にリスクはなければよいでしょう

しかし、リスクの大小はあるにしても、
リスクを0にすることは
ほぼ不可能といえます。

そのリスクですが、
もちろんほっておいて
良いわけではありません。

何かしらの対策をしておかないと、
実際にトラブルが発生した場合に
痛い目にあいます。

リスクへの対策ですが、
4種類の対策があることはご存じでしょうか?

それは、

☆予防
☆軽減
☆移転
☆要因

の4種類です。

リスクが顕在化した場合の影響の大きさや
その発生確率によって、

4種類の対策を使い分けるのが
よいとされています。

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予防:リスクを発生させない!
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そもそもそのリスクが発生しないよう
対策を行うのが「予防」です

例えば、食品工場において
異物混入を割けるため、

そもそも異物となるようなものを
製造ラインに置かない、近づけない

というような対策です。

当たり前ですが、
完全に予防できる
つまり、発生確率を0にできれば、

そのリスクは発生しないことになります。

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軽減:発生してもダメージを軽減
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リスクが発生してしまったとしても
その影響を軽減しようというのが、
「軽減」という対策です。

高所作業などで、
ものを落としてしまった場合など
落下物を受け止めるための
ネットを張っておく
(落下物による影響を軽減する)

というようなケースです。

そもそも物を落とさないようにする
というのは「予防」になりますね。

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移転:発生しても自分には影響なし
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保険が「移転」の代表例と言えます。

万が一、リスクが発生しても、
その影響(損害など)を
保険などを利用して補填する
という対策です。

利用できるケースは
想定するリスクにより限られますが、

○「予防」も「軽減」もできない

○「予防」や「軽減」にかかる
コストが高すぎる

といったケースで
うまく利用したい対策です。

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容認:すべて受け入れる!
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リスクが発生しても、
その影響については受け入れる、
という対策が「容認」です

対策していないじゃないか、
と思われるかもしれませんが、

事前に発生しうるリスクを考え、
その影響の大きさと
発生確率を見極めて判断する

これが非常に重要です。

発生確率が非常に小さいケースや
発生しても影響が小さいケースに
「容認」することが多いです。

まったく想定していなかった
リスクを仕方なく受け入れる
とは違うことだとご認識ください。

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リスクをよく理解するのが最も大切
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4種類の対策をご紹介しましたが、

いずれの対策をとるにしても
想定されるリスクについて、
よく理解するのが大切です。

ご自身の事業や活動のなかで、
発生するリスクを洗い出し、
それぞれに対策を考えることで、
事業の成功率は上がっていきます。

正直なところ、
考えてもいなかったリスクが
急に現れることが

事業継続にとって一番恐ろしいことです。

リスクが起こった時に、

「前もって備えておけばよかった」
「ちょっと考えたら思いつくのに」

とならないように、
リスクの洗い出しと対策、
行ってみてはいかがでしょうか?

最後までご覧いただき、
ありがとうございました!

DRM研究会 濱田

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