この1年、
私が行った質問で、
最も多かった問いかけです。
もう少し丁寧に質問しますと、
「あなたのHPは、
誰が見ることを想定して
作っているんですか?」
という問いかけです。
DRM研究会の濱田です、
HPで集客したい!
というご相談が本当に増えました。
初めてHPを作る、という方から、
HPはあったけど全く使ってなかった、
(更新していなかった)
という方まで様々ですが、
多くの方が集客を目的に、
HPを活用したいと考えています。
(HPには集客以外の目的もありますが、
それはまた別のお話し)
初めて作るという方には、
HP全体の構想、みたいな話もしますし、
いままで活用していなかったという方には、
効果的な更新や運用方法をお伝えします。
こんな感じで、
HPをどう作成・改善していくかは、
事業者によって様々なんですが、
必ずどこかで、
冒頭の質問を投げかけます。
勘違いしてはいけないのは、
「誰が見ることができるか」
ではなく
「誰が見るのか」
というところです。
can
ではなく
will
の質問です。
当たり前ですが、
「見ることができる人」は、
全世界すべてのユーザーです。
ログイン機能などカギをかけて、
特定のユーザーしか見れないように
することもできますが、
集客目的のHPであれば、
誰でも見ることができる状態に
なっている必要があります。
では、
全世界誰でも見ることができるとして、
あなたのHPを
意思をもって見たい、
検索して探し当てる、
というユーザーは
どんなユーザーでしょうか?
例えば、
ケーキ屋さんのHPを思い浮かべてください。
見ることができるのは、
全世界すべてのユーザーです。
(言葉が通じるかは問題にしません)
では、見る、見たいと思うユーザは、
どんなユーザーでしょうか?
もちろん、
・甘いものが好き
・いまからケーキを買いに行きたい
というように考えているユーザーです。
そんなユーザーが、
HPを見るユーザーです。
ケーキ屋さんのHPは、
・甘いものが好き、
・ケーキを買いに行きたい、
と考えているユーザーが
必要とする情報を掲載する必要があります。
HPで集客がうまくできない理由の一つが、
この「ターゲティング」によるものです。
==============================
ターゲティングを明確にする
==============================
これがHP成功の第一歩とも言えます。
ターゲティングが不明確だとどうなるでしょうか
私の経験上、
圧倒的に「説明不足」なHP
になっていることが多いです。
私もすべての業種について
詳しいわけではありませんので、
それぞれの企業の事業については、
素人に毛が生えた程度の知識だったりします。
そんな私が、HP用に書かれた文章を読むと、
これはどういう意味?
となるわけです。
作ってきた事業者も
別に教えたくないわけではないんです。
私がどういう意味か質問すると、
丁寧に説明してくれます。
その説明を受けて、
私は、なるほどわかりました、となるんです。
私が続けて、
「なぜ今の説明をHPに書かないんですか?」
と聞くと
「そんなこと書かなくてもわかるから」
と返ってきます。
ここで、ターゲティングの話です。
「そんなこと書かなくてもわかる」のは、
いったい誰でしょうか?
多くの場合、
既存のお客様やその同一の業種の方を、
ユーザー、将来的な顧客として見ています。
ところが、
新しい分野のお客様を開拓したい
と考えているのなら、
「そんなこと書かなくてもわかる」
という考え方は非常に危険です。
私のような素人が見るかもしれません。
説明がなく理解できないと、
離れていってしまいます。
とても顧客獲得にはつながりません。
説明を書かない理由として、
「わざと情報を少なくしている」
という方もいらっしゃいます。
————————————–
情報が少なければわからないでしょう、
それでも必要だと考えている人だったら、
わからないことを問い合わせてきます。
そこで担当者がきちっと説明して、
顧客獲得につなげるんです。
————————————–
この考え方、絶対にやめてください。
インターネットが普及したこの時代、
この論理展開がそもそも間違っています。
————————————–
情報が少なければわからないでしょう、
それでも必要だと考えている人だったら、
他のHPを探します。
————————————–
となってしまいます。
よほど他社にはない魅力的な商品であれば、
すぐに問い合わせになるかもしれません。
ただし、それも魅力が伝わる説明ありき、
の場合です。
==============================
HPで情報の出し惜しみはご法度
==============================
だと考えてください。
会社が持つ多くの情報の中から
「出せる情報は何か」
を考えるのではなく、
「出してはいけない情報はなにか」
で考えてみてください。
出してはいけない情報以外は、
基本的に公開し、
ユーザに興味を持ってもらう、
理解してもらう、ということを
HPで行いましょう。
○ターゲティングを明確にし、
ターゲットにあわせた内容にする
○情報の出し惜しみはしない
HPの活用がうまくいっていない方は、
この2点を見直してみてはいかがでしょうか?
最後までご覧いただき、
ありがとうございました!
DRM研究会 濱田
追伸)
『中小企業診断士 独立の教科書』
を無料配布中です!
各書籍の内容をサラッと確認するもよし、
ステイホームが続く中、
次に読む本を探すもよし。
特に、
・将来、独立を目指される方
・副業にチャレンジしたい方
にはオススメの内容です。
役に立ったと思った方は、
ぜひお知り合いにもご紹介ください!
中小企業診断士 独立の教科書:
https://mail.omc9.com/l/02FzfB/sy9BZdaG/
——————————————-
【発行元】DRM研究会
【過去メルマガ】https://mail.os7.biz/b/qvfN
【HP】https://drm-smec.com
【配信解除はこちら】解除専用ページURL
——————————————–